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福島ハーメルン・プロジェクト ジョイントチームは一時保養・避難を支援します。

2019春休みワクワク淡路島発見キャンプ 3月28日(木)〜4月1日(月)

<参加者> 51人
□保養参加者 11人(うち初参加3人)
・郡山市、二本松市、福島市→3家族7人(大人2人 子ども5人)
・淡路市、仙台市への移住家族→2家族4人(大人1人 子ども3人)
□ボランティア・ゲスト・見学 35人 □スタッフ 5人

□今回の14回目のキャンプは、直前まで参加メンバーが確定しないという、異例の事態と
なりました。それは、中学校・小学校を卒業するリピーターの子どもへの参加呼びかけを
メインにしたため、3月中旬の高校受験の発表待ちとなったからです。結果、見事受験に
合格した2人とリピーターの1家族3人に加え、初参加の1家族3人が福島県と仙台市から参
加してくれました。やや準備不足で突入した春キャンプでしたが、宿泊先のゲストハウス
を拠点に、子どもたちの「遊ぶ力」が存分に発揮された4泊5日となりました。

□3月28日(木)
・07:15 二本松駅を初参加の1家族が出発。新幹線を利用して関西へ!
・08:15 福島空港ANA1696便で1家族が出発。飛行機を利用して関西へ!
・09:20 飛行機組は伊丹空港着。神戸に移動して東神戸診療所へ。
・12:17 新幹線組が新神戸駅到着。保護者の知人でもある総合工作芸術家のだるま森+
 えりこさんたちが出迎えて東神戸診療所で合流。
 全員が心電図・血液・甲状腺の検査と健康相談を受けました。郷地先生をはじめ東神戸
 診療所の皆さん、全面的なご協力をいただき、ありがとうございました。保養キャン
 プ初参加の保護者は、もちろん検査は初めて。あらためて震災当時の自分たちの行動を
 思い返し、検診の大切さを感じたと感想を語っていました。
・検診終了後、だるま森さんたちの愛車と高速バスに分かれて一行は淡路島へ。宿舎「ゲ
 ストハウス花野」(淡路市佐野)では経営者のけいすけさん・めぐみさんご夫妻と、昨
 年秋に生まれた恵海ちゃんをはじめ4人の子どもが元気に皆を待っていてくれました。
・この日の夕食は中国料理のシェフでもあるスタッフが担当。手作り水餃子をはじめ沢山
 の料理に舌鼓を打ちました。




□3月29日(金)
・キャンプ最初のイベントは、南あわじ市にある「淡路ファームパーク イングランドの
 丘」で終日遊ぶこと。甲子園球場14個分の広さがある自然と動物のテーマパークで、コ
 アラがいることで有名。ウサギ、プレーリードッグ、カピバラ、ワラビー、エミュー、
 ペリカン、ヒツジなどたくさんの動物と触れあい、クラフト体験では、自分だけのきれ
 いなジェルキャンドルを作りました。
・花野に戻って、ここで事件!?花野併設のフリーマーケット「くるくる市」の倉庫に一
 匹のネコが迷い込んでいました。子どもたちは、水やえさを用意して、声の出ないネコ
 をしきりに励まし?ます。名前は「くるくる市」にちなんで「クルミ」と名付けられ、
 キャンプ期間中、子どもたちのアイドルとなりました。
・夜のウエルカムパーティーでは、ちょっとサプライズを仕込みました。参加した女の子
 の誕生日だったのでバースデーケーキをプレゼント。そして花野ファミリーによるフ
 ラ、花野のお隣の住人であるオニさんこと佐伯真有美さんが歌とギターを披露してくれ
 ました。花野併設のレストラン「食のわ」のシェフ神瀬さんの食事も最高でした。




□3月30日(土)
・キャンプ3日目は、春キャンプ恒例、自分の責任で自由に遊ぶことをモットーにしてい
 る「プレイパーク冒険の森」(淡路市)で過ごしました。
・今回は参加者が少ないということもあり、めぐみさんたちが運営しているフリースクー
 ルおむすびの皆さんも合流。子どもたちは総勢20人あまりになり、里山の中でさっそく
 「秘密基地」の建設を開始!
・昼食は、寄贈いただいた淡路産のお米を釜で炊き、淡路のヒジキなどの具材を使って
 お握り作り。みそ汁には採れたてのワカメ。おかずは淡路のイワシ。淡路の味を満喫で
 す。
・午後からは、「だるま森のおもしろ楽器教室〜風船サックスで本格JAZZなバイブレーシ
 ョン」というワークショップ。ストローや風船でサックスを作るのですが、これが結構
 集中力が必要。だるま森+えりこさんが丁寧に指導して、全員の風船サックスが完成し
 てセッションを楽しみ、最後は皆で大行進!




□3月31日(日)
・キャンプ4日目。午前中は県立淡路島公園へ。
・午後、新高校生となる2人が淡路島に到着。恒例のキャンプの旗づくりの指導はだるま
 森+えりこさん。キャンプの思い出を旗に描き出しました。
・そしてフェアウエルパーティー。中学を卒業する2人のための小さな「卒業式」を行い
 ました。スタッフからの贈る言葉への2人のお礼の挨拶は、この7年の成長を十分にみせ
 てくれるものでした。卒業式を彩ってくれたのは、昨年同様、岐阜から来てくれたギタ
 ートリオ・ドルチェの皆さん。最後はだるま森さんの特製の「波流音ハープ」の演奏
 と、世界の子どもたちの平和を願うえりこさんの語りで、キャンプ最終となる夜をしめ くくりました。




□4月1日(月)
・朝早くから、子どもたちは花野で最後の遊びに夢中。保護者にせかされながら、ようや
 く旅支度を終え、9:40分、一行は津名港ターミナルからバスで三宮に向かいました。そ
 の後、当日飛行機直帰組、神戸滞在組、大阪滞在組に分かれましたが、全員無事に帰宅
 したとの電話をもらいました。。
・今回、子どもたちの団結力?が強く、キャンプ翌日には朝6時に花野併設のトランポリ
 ンに集合することを決め、寸暇を惜しんで友達と駆け回り、遊ぶことに全力投球しまし
 た。別れを惜しむスタッフは、ある子どもから「また会えるから!」と逆に慰められま
 した。
・一人も怪我や病気をすることなく、たくさん遊んで、いろんな体験をして春のキャンプ
 は終了しました。皆さん、また会いましょう!




□地元淡路での支援と、多くのボランティアの参加をいただきました。ありがとうござい
ました。また、多くの食材もいただきました。ごちそうさまでした!

福島ハーメルン・プロジェクト 
ジョイントチーム

〒656-1724
兵庫県淡路市野島平林56
福島ハーメルン・プロジェクト 
ジョイントチーム本部
代表:熊 和子
TEL 090-3280-7135
   090-1678-0609(木田拓雄)
e-mail:joint@hamelnjoint.com