春休みワクワク淡路島発見キャンプ(2015.3.26-30)
2015年春休みワクワク淡路島発見キャンプは、3月26日〜3月30日まで4泊5日の日程で開催され、けが人も病人も出すことなく無事終了しました。寄付をいただいた皆さま、さまざまな支援をしてくださった皆さま、ありがとうございました。
参加者は、関西の避難1家族(大人1人 子ども2人)。福島の4家族(大人3人 子ども5人)。
それぞれの日のおもなスケジュールは以下の通りでした。
□3月26日(木)
・9時35分 福島空港を4家族8人が出発。10時50分 伊丹空港着。リムジンバスで三宮へ。昼食をとった後、関西避難家族が合流して、神戸市中央区の東神戸診療所で、恒例の心電図・血液・甲状腺の検査と健康相談を受けました。この検査と健康相談はワクワクキャンプの大切な目的です。郷地先生をはじめ、東神戸診療所の皆さん、ありがとうございました。
□3月27日(金)
・保養キャンプ6回目にして、初めての自由行動日。宿舎が洲本バスセンターに近いという地の利を活かして、西宮・宝塚に足をのばすチームと淡路島発見チームに分かれました。淡路島チームは、まずは近くの三熊山・洲本城へ朝の散歩。そして高田屋嘉兵衛公園ウエルネスパーク五色でサッカー、遊具などで汗を流し、お風呂も満喫。菜の花が満開でした。夜にはゲストの総合工作芸術家のだるま森+えりこさんが合流。お二人は最終日まで、皆と過ごしてくださいました。
□3月28日(土)
・ジョイントチームスタッフも全員揃い、この日は由良にある「国立公園成ケ島」へ。成ケ島は25fの小さな無人島で、照葉樹林の森、池、干潟、岩礁、塩沼池など多様な自然環境が残されていて、ハマボウなどの貴重な海岸植物、アカウミガメといった貴重な生物が生育・生息する尊い自然が残る宝島です。船でナント2分!島に上陸です。
・晴天、無風の絶好のお天気に恵まれて、午前中は釣り大会。釣果はほんのわずかでしたが、潮風満喫。宿舎から運んだ手作り弁当を食べて、午後は大運動会。「ハーメルンチーム」と「ジョイントチーム」の対抗戦で、だるま森+えりこさんがかなでる音楽に先導され、入場行進からスタート。ストラックボール、ドキドキ爆発ゲーム、二人三脚、パフォーマンス競争など盛りだくさんの種目に挑戦しました。結果は「ハーメルンチーム」の勝利。負けた「ジョイントチーム」は「アホの坂田」の振りを全員の前で披露することに…。
□3月29日(日)
・キャンプ最大のイベントの日。午前中は、恒例のキャンプの旗作り。今回は、だるま森+えりこさんのリードで制作しました。続いてはストローや風船等を使った楽器作り。いろんなモノが楽器に変身する課程を体験。演奏も稽古して、小さなコンサートの輪となりました。ゲストボランティアによるお菓子作りのミニイベントも。
・お昼すぎ、関西学院大学応援団総部の指導部6人とチアリーダー部6人が到着。私たちのキャンプのために、西宮から淡路島へ来てくれたのです。子どもたちは、学生服姿の応援団、ユニフォーム姿のチアリーダーの登場に緊張とドキドキ。応援団の演舞やチアリングを間近で見るのは、ほとんどが初めてで、その迫力と宿舎ホールに響く「福島ナンバーワンコール」に圧倒されてしまいました。
・フェアウエルパーティーのバーベキューで腹ごしらえした後、第2部へと進行。だるま森+えりこさんによるパフォーマンス「脱皮」と「大黒踊り」に大笑いしたあと、場面は一転。だるま森さんの創作楽器・波流音(ハルオン)ハープの演奏で、えりこさんの世界の子どもたちへのメッセージが静かに流れました。そして、関学応援団からもステキなプレゼント。子どもたちひとりひとりにエールを送ってくれたのです。誰かのための「頑張れ!」ではなく、自分の名前が高らかに呼ばれてのエールは、子どもたちの心にもきっと届いたことでしょう。
・そんな応援団の皆さんに、キャンプ参加者とジョイントチームは震災ソング「花は咲く」で返礼。関学応援団の皆さん、ありがとうございました!
□3月30日(月)
・キャンプ最終日。一行は淡路島を後にして、90分のバスの旅を楽しみながら神戸・三宮へ。昼食の後、三宮から伊丹空港へ移動。
・15時00分、福島へ向けて飛行機は離陸。16時05分福島空港着陸。空港で解散したのち、8人は無事にそれぞれの帰路につきました。
・誰も怪我や病気をすることなく、春のキャンプは終了しました。今回も新しい参加者・ゲストを迎え、出会いの場が広がりました。皆さん、また、会いましょう!
5月上旬には、「春休みワクワク淡路島発見キャンプ報告書」を制作・発行します。楽しみにお待ちください。